無惨様のマネジメント、何がやばいか整理してみた。
まず前提として、無惨様はめちゃくちゃ優秀です。
ビジョンは明確。組織の規模もでかい。カリスマ性もある。
でも。
心の声まで支配しようとした。
部下が心の中で何を考えているか、それすら管理しようとする。
これ現代の職場に置き換えると「なんでそんな顔してるの?」「態度が気に入らない」って言ってくるタイプの上司です。
行動だけじゃなくて、感情まで正解を求めてくる。
しんどいを通り越して、もはや呪いです。
自己都合で部下を抹殺する人事評価。
無惨様の評価基準、シンプルです。
気に入らなければ消す。
成果とか努力とか関係ない。自分の都合に合わなければ即アウト。
これ笑えるようで笑えない。
「なんで怒られてるかわからない」「昨日と言ってることが違う」「頑張っても詰められる」
そういう職場、無惨軍団と構造が同じです。
心理学では「不規則な報酬と罰」が人を一番消耗させると言われています。
予測できない恐怖が、人の判断力を奪っていく。
自分ができないことを支配でやらせようとした結果。
無惨様、実は太陽が苦手です。
自分が克服できないことを、部下に押し付けた。
「お前たちがなんとかしろ」という構造で組織を動かしてきた。
でも最終的に、その問題を解決したのは無惨様が滅ぼそうとした側の人間でした。
めちゃくちゃにした相手に、できなかったことをやられて、滅んだ。
因果応報という言葉がこれほど似合う最期もなかなかない。
恐怖で動かした組織が必ず崩れる理由。
心理学的に言うと、恐怖による支配には賞味期限があります。
恐怖がある間は動く。でも恐怖がなくなった瞬間、組織は崩壊する。
自分の意志で動いていないから、支配者がいなくなったら何もできない。
無惨軍団がまさにそれでした。
本当に強い組織は、恐怖じゃなくて「ここにいたい」という感情で動いています。
心理的安全性、という言葉があります。
失敗しても責められない、意見を言っても大丈夫、という状態のこと。
無惨軍団にそれがあったかというと、0どころかマイナスでした。
まとめ。
鬼舞辻無惨は、やってはいけないマネジメントの教科書です。
心の声まで支配しようとして、自己都合で人を消して、できないことを押し付けて、最後は自分が作った歪みに飲み込まれた。
誰も止めませんでした。止められる空気じゃなかったから。
「それ、誰も止めなかったの?」と聞きたくなる組織は、大体こういう構造をしています。
身に覚えがある人、結構いるんじゃないかな。


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